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必殺シリーズ

二十年、三十シリーズ続いた直裁でアン・モラルな怪作
〝必殺シリーズ″はフジテレビの『木枯らし紋次郎』のズバ抜けた人気に惨敗続きの朝日放送が、これを打倒するため練りに練って作り上げたものだ。昭和四十七年(1972)九月『必殺仕掛人』からスタートし、平成三~四年(1991~1992)『必殺仕事人激突!』まで、二十年間で三十シリーズ続いたテレビ史指の快作である。


必殺仕掛人

1972.9/2~1973.4/14 全33回
1972年9月~1973年4月、朝日放送系にて放映された池波正太郎原作の時代劇。“金を貰って人を殺す”殺し屋たちの姿を描く“必殺シリーズ”の第1弾


必殺仕置人

1973.4/21~1973.10/13 全26回

1973年に放映された「必殺」シリーズ第2弾。シリーズの中でも人気の高い本作は、藤田まこと扮する中村主水が初登場した記念すべき作品でもある。「晴らせぬ恨みを金で引き受けて殺す」仕置人・主水、念仏の鉄(山埼努)、棺桶の錠(沖雅也)たちの姿をエネルギッシュに描き出していく。「悪の上をゆく極道」=「仕置人」とする本作は、怒りにまかせた仕置が特徴的。たとえば、ただ殺すだけではなく、さらし者にしたり、身動き取れぬようにして絶食させる。また、「必殺骨はずし」など、後のシリーズに影響を与える凝った殺しの技も見逃せない。全体に漂うダークな雰囲気と、ショッキングな展開をみせる物語が深い印象を残す傑作だ。


助け人走る

1973.10/20~1974.6/22 全36回

締・清兵衛(山村聡)のもと、番頭格である油紙の利吉(津坂匡章)が取り仕切るのは、長屋のドブさらいからお妾さんの用心棒まで、人助けとあれば何でもござれの稼業“助け人”。だが、それはオモテの話。“助け人”にはウラがあった。浪人の中山文十郎(田村高廣)、侍を捨てた辻平内(中谷一郎)の二人が遂行するウラの“助け人”とは、御定法を破ってでも、時には人を殺してまでも、権力や暴力に虐げられている弱き人々を救う稼業なのである。シリーズ第3作『助け人走る』は、第1作『必殺仕掛人』で元締・音羽屋半右衛門を演じた山村聡が再び元締役で登場するなど『仕掛人』の世界観を引き継ぎつつ、第2作『必殺仕置人』で生まれた必殺としてのオリジナリティも損なうことなく、新たな魅力に満ちた傑作として今なお語り続けられている。


暗闇仕留人

1974.6/29~1974.12/28 全28回


必殺必中仕事屋稼業

1975.1/4~1975.6/27 全26回


必殺仕業人

1976.1/16~1976.7/23 全28回

「剣客商売」の藤田まこと扮する中村主水が4度目の登場を果たした「必殺」シリーズ第7作。


必殺からくり人

1976.7/30~1976.10/22 全13回


必殺からくり人 血風編

1976.10/29~1977.1/14 全11回


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