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黒澤明監督の時代劇を堪能

スピルバーグやコッポラが「私の先生」と敬愛するように、その躍動感に満ちた映像美と人間性あふれる作品で、日本よりも国際的に高い評価を得ている黒澤明。生涯に残した30作はどれも珠玉といえるものばかりだが、とりわけ膨大な物量とエネルギーを傾注した時代劇は他の追随を許さぬものがある。

虎の尾を踏む男達

虎の尾を踏む男達』(1945/東宝)
左から、榎本健一(強力)、大河内借次郎(弁慶)、藤田進(富樫)。


羅生門

羅生門』(1950/大映)
芥川龍之介の『薮の中』の映画化。美貌の真砂(京マチ子)をめぐって、その夫・金沢武弘(森雅之/左)と死闘を演じる盗賊・多襄丸(三船敏郎)。ヴェネチア国際映画祭金獅子賞。アカデミー最優秀外国映画賞。


7人の侍1 7人の侍2

7人の侍ポスター

七人の侍』1954/東宝)
野武士の略奪に苦しむ貧しい農民のために、智謀兼備の歴戦の武士・勘兵衛(志村喬)は、自らの眼にかなった侍を集めていく。やがて野武士との激闘が開始された。ヴェネチア国際映画祭銀獅子賞。


蜘妹巣城1 蜘妹巣城2

蜘蛛巣城』(1957/東宝)
手柄を召されて蜘蛛巣城におもむくべく、馬を走らせる鷲津武時(三船敏郎)は、森の中で雷鳴と豪雨に見舞われて道に迷い、そこで老婆の予青を聞く。ロサンゼルス国際映画賞。リスボン映画祭特別賞。

隠し砦の三悪人1 隠し砦の三悪人2
隠し砦の三悪人ポスター

隠し砦の三悪人』(1958/東宝)
馬にまたがった真壁六郎太(三船敏郎)が猛スピードで疾走しながら、敵の鑓武者を追い抜きざまに斬り捨てる。ベルリン国際映画祭銀熊賞・監督賞。国際映画批評家賞。


用心棒1 用心棒2
用心棒ポスター

用心棒』(1961/黒澤プロ=東宝)
馬目の宿は縄張りの跡目相続をめぐって、二つの勢力が反目していた。浪人・桑畑三十郎(三船敏郎)は双方を戦わせ、町の大掃除を策す。ヴェネチア国際映画祭男優賞。


椿三十郎1 椿三十郎2
椿三十郎3

椿三十郎』1962/黒澤プロ=東宝)
次席家老らの汚職を糾そうと、九人の若侍が社殿に集結して密議をこらしていた。物陰から浪人・椿三十郎(三船敏郎)が現れ、彼らの浅知音をなじったとき、すでに社殿は汚職の黒幕である大目付・菊井の配下によって取り囲まれていた。この窮地を救った三十郎は若侍たちの味方につき、やがてその凄腕で菊井一味と死闘を展開する。


影武者

影武者』(1980/黒澤プロ=東宝)
信長・家康連合軍の鉄砲隊に向かって果敢に突撃する武田軍。カンヌ国際映画祭パルム・ドール賞(グランプリ)。セザール最優秀外国映画賞。英国アカデミー監督賞。


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